木製の雛人形には正しい飾り方があります。
これから初節句をお祝する方のほとんどは、節句を祝った経験や飾り方についての知識がない方が多いかもしれません。
せっかくのお祝いですから伝統を大切にして、縁起良く祝ってあげましょう。
この記事では、雛人形の飾り方である親王飾りと平飾りについて解説をいたします。また、雛人形が出来上がるまでの流れについても紹介しています。
ひな祭りの雛人形の飾り方というと、複数の階段があって一番上に2つの雛人形が飾ってあるイメージが強いと思います。
段にはいろいろな飾り付けがしてあり、まさしくひな祭りを象徴するような飾り方を一般的には段飾りといいます。
それに対して平飾りとは、段がない飾り付けのことをいい、段飾りに対して平飾りは非常にシンプルであるといえるでしょう。
そして平飾りは、男雛と女雛を並べたものになっており、段飾りの最上段だけを取り出したような飾り方です。
この並べ方を親王飾りといいます。
平飾りのほとんどは親王飾りとなっているので、2つの言葉に大きな違いはありません。
厳密にいうと違うのですが、同じ意味として使われることも多いです。
親王飾りの詳しい解説については、以下の記事をご確認ください。
木目込みの親王飾りとは?飾り方でおしゃれさや高級感が演出される?
初節句において平飾りはコンパクトで人気が高いです。
もちろん、段飾りの方が装飾も多く豪華なのですが、収納場所に限りがあります。
また、平飾りは場所を取らないので、どんなご家庭にも飾りやすいという点もポイントです。
平飾りであっても、男雛と女雛が並んでいる様子は、見ていて非常に微笑ましく、装飾に物足りなさを感じることは少ないでしょう。
何段ものひな飾りを用意しなくてはいけないというわけではないので、初節句を祝うという人は、まず平飾りからチェックしてみることをおすすめします。
木目込み雛人形とは、桐糊で固めたボディに溝を掘っていき、衣装として金襴や友禅などの布地をヘラで入れ込んで仕上げたものです。
フォルムが特徴的で、愛らしくそれぞれの雛人形に個性があるため非常に人気です。
木目込み雛人形は以下のような流れでできあがります。
木目込み人形の原型は粘土によって作られます。
木枠の中に原型を入れて、樹脂を流し込んで固めます。これで型をとります。
桐粉にしょうふ糊を混ぜて桐塑という粘土のような物を作ります。
それを先ほど作った型の中に入れて胴体を作ります。
型を上から叩くと、上半分が外れます。
はみ出した部分は竹ベラで取り除き、胴体を取り出していきます。
胴体をしっかりと乾燥させ、凹凸やひび割れを竹ベラで補整します。
貝殻を焼いて作った白色の顔料である胡粉をにかわで溶かして胴体に塗ります。
これによって筋が掘りやすくなります。
胡粉が乾き次第、布を木目込んで行くための溝を作ります。
溝に糊を入れて布地や木目込みベラを使いつつ、しっかりと木目込んでいきます。
面相とは人形の顔のことです。この工程では人形の顔を描いていきます。
胴体に頭や手を取り付けて、人形として完成させます。
髪の毛はブラシで整えて、違和感がある箇所がないかをチェックします。
こうして木目込み雛人形は出来上がります。
この工程を見てもわかるとおり、非常に細かい作業の連続で出来上がっています。
だからこそ、雛人形それぞれに製作者の個性が現れるのです。
完全に同じ雛人形はひとつとしてありません。
一生に一度しかない初節句をお祝いするのに、木目込み雛人形はたいへん人気があります。
雛人形はそう何度も購入するものではありません。
お子さんが独り立ちするまでは、毎年雛人形を飾るご家庭が多いでしょう。
木製の雛人形は、型をしっかりとって作られるため、型くずれしないという特徴があります。
いつまでも可愛らしいまま飾っておけるのは、木製の雛人形ならではのメリットといえるでしょう。
一生ものの雛人形をお探しの方、木製の雛人形をお探しの方は、ぜひ縫nuiをご利用ください。縫nuiの雛人形は、草木染衣装など色合いが穏やかで優しく、温かみがあるのが特徴です。ぜひ初節句の雛人形としてご検討ください。
会社名 | 株式会社人形の大二朗 |
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代表取締役 | 鈴木 大二朗 |
ブランド名 | 縫(ぬい)nui |
会社設立 | 2016年(平成18年)6月6日 |
住所 | 〒273-0137 千葉県鎌ケ谷市道野辺本町2丁目21−7 |
電話番号 | 047-446-0353 |
URL | https://nui2016.com/ |
事業内容 | 雛人形・五月人形を中心とする日本人形の製造販売 |